「農業×テクノロジーに興味がある!」、「アイデア創造ってどうやるの?」、「プレイベントってどういうことをやったの?」、「アグリテック甲子園に出てみたい」というみなさんへ、役立つ情報をお届けするページです。
「アグリテック甲子園2021」の出場に向けてのヒントを得られるプレイベントとして2021年8月21日(土)に「講演会・アイデアソン」を開催しました。
講演会の動画とアイデアソンのレポートを是非ご覧ください!
8月21日(土)に、「アグリテック甲子園2021 アイデアソン」が開催されました。
大学生、高校生がそれぞれ3~5人のチームをつくり、SBイノベンチャーの社員の方々にサポートしていただきながら、アイデアをまとめ、発表しあった半日を参加者の目線からご報告します!
イベントはSBイノベンチャーの社員の方々の挨拶およびご説明から始まりました。
イベントのテーマを再確認しながら、これからの内容に期待が高まっていきました。
チームのみんなで自己紹介を行いました。普段はどんな勉強をしているのか、なんの部活に所属しているのか、イベントの参加動機、イベントでの個人目標など、いろいろなことを話し合いました。
農業やICTについてのイベントということもあり、農業関連の話をたくさんしました♪
自己紹介の後には、各チームでチーム名を決めました。チーム名にはそれぞれのチームの個性が反映されていて、とても面白かったです。
まずは課題の個人ワークからスタート。各々が農業に関する内容を調べ、農業のどういったところが課題になっているのか、どうしたら解決できるのかを考えていきました。
その後、チーム全員で意見を出し合い、ひとつの課題に絞りました。その課題は具体的にはどんな人が抱えていて、どんな風に解決をすれば良いのか、みんなで検討したときの議論はとても白熱しました!
制限時間内にテーマを一つに絞り込んだり、深堀したりするのは少し大変でしたが、同じチームの皆さんが、積極的に意見を言ってくださったり、SBイノベンチャーの方々が助言してくださったりしたおかげで、発表する内容をうまくまとめることができました。
アイデアをスライドにまとめていざ発表!
限られた時間の中でまとめられた内容は各チームの熱意に溢れたものばかりでした。他チームの発表を聴くのはとても興味深く、勉強になりました!どのチームも非常に画期的なアイデアを紹介していて、感心しました!自チームの発表時はやはり緊張いたしましたが、SBイノベンチャーの社員の方々からフィードバックをいただいたり、他チームの方々から拍手していただいたりしたときは「アイデアソンに参加できて良かった!」と感じました。
最後は、SBイノベンチャーの社員さん方や姫路市役所の職員さんに講評いただいた後、記念撮影を行いました。「0から1を生み出す」ということと、第1回目のアグリテック甲子園のアイデアソンということで、みんなで同じ「1」のポーズで写真を撮りました。すべての参加者の皆さんが、素敵な笑顔でアイデアソンを終えることができてよかったです!
アイデアソンはまだまだ開催事例も少なく、初体験の参加者ばかりでした。参加前は不安もありましたが、実際にアイデアを形にして働くSBイノベンチャーの社員の方々の助言や指導のもと、チームのみんなで楽しく行うことができました!貴重な体験ができたと思います。
農業やアイデアソンに少しでも興味がありましたら、1月に本番を迎えるアグリテック甲子園にぜひチャレンジしてみてほしいです!!
大阪大学外国語学部1年 宇野 音羽兵庫県立大学大学院工学研究科2年 巽 琴乃
アイデアを生み出し、形にするまでのノウハウをSBイノベンチャーよりお伝えします。8月21日(土)に開催した「アグリテック甲子園2021 アイデアソン」で使用したワークシートを用いて説明します。
アイデアソンに参加できなかった方は、是非ご確認ください。ワークシートは下記からダウンロードできます。
ビジネスアイデアを創る上で真っ先に設計しないといけないのが、基盤となる「顧客・課題・解決策」です。この基盤を固めずに進めてしまうと、サービスを作った後で利用してくれる顧客がいなかったり、実際には顧客が求めている解決策ではなかったなどと問題が起きてしまいます。そうなると今までの検討が全て無駄になってしまうので、「顧客が存在すること」・「課題を抱えていること」・「解決策を必要としている」ということが重要になります。
「顧客・課題・解決策」の重要性が理解できたら、実際のワークを始めましょう!皆さんのまわりでは、農業に関してどんな課題がありますでしょうか? 頭を柔軟にして、ノート等に課題だと思うことをたくさん洗い出してみてください。ここでは深く考えず、思いついたものをどんどん出していくことが大事です。課題の洗い出しが終わったら、どの課題が一番深そうか(=大変そうか)を考え、一つ選定してみてください。
課題を一つ決めたら、その課題について更に深堀をしていきます。ワークシートを見ながら、深堀の作業を行ってみましょう。
次は「ターゲット顧客の特定」です。ターゲット顧客を特定する方法として、まずはその課題を持っているヒトを具体的にイメージしてみてください。イメージが出来たら、自分達の顧客になるのは「個人(BtoCモデル)」なのか、「企業(BtoBモデル)」なのかを整理して、ワークシートを埋めながら考察してみましょう。
最後は「解決策の検討」です。解決策を創出するにあたり、まずは前のワークで特定した「ターゲット顧客」の「理想的な状態」を考えてみてください。理想的な状態が描けたら、課題の部分と紐づけながら解決策を検討し、どんな提供価値を与えるサービスにするか考えてみましょう!
以上で、「顧客・課題・解決策」の仮説設計は終了です。次のアクションとして「実際に課題を持っている顧客がいるのか?」「解決策を求められているのか?」などを仮説検証していくと、さらに良いアイデアへブラッシュアップができます。アイデアソンに参加できなかった学生も、ぜひこのコンテンツを見てアイデア創出にチャレンジしてみてください。農業に対する熱い思いが込もったアイデアに出会えることを、我々SBイノベンチャーも楽しみに待ってます。みなさまのご応募お待ちしております!
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